読売ジャイアンツ
7.25（TUE）26（WED）27（THU）
阪神甲子園球場
セ・リーグの上位は3位・DeNAとは4ゲーム差、2位・広島とはゲーム差0という混戦具合。首位・阪神は後半戦開幕カードとなったヤクルト戦(神宮)では1勝1敗となった。25日からは4位・巨人との伝統の一戦がスタート。初戦は"巨人キラー"とも呼ばれる西純が先発する。
今季は対巨人戦に2試合に先発し、1勝0敗。防御率は1.38と抜群の安定感を誇る。昨年も2試合に先発し1勝1敗、防御率1.93。「ずっと僕のジャイアンツに対してのイメージはいい。嫌だな、とか思い過ぎず。普通に自分のボールを投げるだけ。やることをしっかりやることが大事」と気を引き締めた。
6月30日に再び先発に戻ると、計3試合ともでハイクオリティースタート(HQS=7回以上自責2以下)を達成。前回登板の17日の中日戦(甲子園)では7回1失点で約2か月ぶりの白星を飾った。抜群の安定感を見せているだけに、「この3試合しっかり投げられている」と自信も一つの強みになっている。
25日の試合は18日に脳腫瘍のため亡くなった球団OB・横田慎太郎さんに哀悼の意を込め、追悼セレモニーを行う。「奇跡のバックホーム」と呼ばれた19年の横田氏の引退試合の際は、西純は当時はまだ高校生だったというが「よくニュースにも取り上げられていた」と印象にはかなり残っている。「現役中もかぶっている期間はないけれど、あいさつなどは少しあったと思う。大事な試合になると思いますし、しっかりとした投球をしたいと思う」と、先発マウンドへの思いを語った。
2戦目は大竹、3戦目は才木が先発予定。大竹は前半戦はチームトップの7勝を飾った。巨人戦は5月27日に甲子園で先発し、7回無失点の好投で白星をマーク。勝負の後半戦もスタートするが「開幕直後の1試合も、後半戦の大事な試合もやらなきゃいけないことは一緒」と冷静。才木は秋広に2被弾しているが「やり返そうというのはないけど、簡単にいかないように。慎重にいきながらも大胆に投げていけたら」と意気込んだ。
伝統の一戦を制し、首位の座をキープする。
報知新聞社／玉寄 穂波
