FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。
糸原大当たり!2桁安打で連敗ストップ
先発・岩貞は初回を内野ゴロ3つで片付けると2回もテンポ良く三者凡退。3回までに許した走者は四球による1人だけという抜群の立ち上がりを見せていた。
しかし、打線は初回に2四球と糸井の安打で満塁としたが、後続が倒れてあと1本が出ない。2回には先頭の糸原がレフトフェンス直撃の2塁打で出塁するも、バント失敗で走者を進められず。2死後、鳥谷の放った鋭い当たりは打球が伸び過ぎてレフトフライ。好投の岩貞を援護出来なかった。
試合の均衡を破ったのは中谷。2死1塁からレフトスタンドに豪快な一発を放つ。第1打席は1死満塁から空振り三振。150km/hのストレートにバットは空を切ったが、次の打席で「同じ失敗しないようにしっかり打てて良かったです」とド派手にリベンジした。
4回に同点とされるが、その裏、1死満塁から上本が三遊間を破る適時打を放ち1点を勝ち越す。5回に再び試合を振り出しに戻されるが、直後に打線がつながった。
先頭・福留のあとわずかで本塁打という2塁打からチャンスを作り、高山がセンター前に弾き返して勝ち越しに成功。さらに1死2塁から糸原が打った瞬間にスタンドインを確信するほどの一撃を右中間に叩き込む。プロ初本塁打の打席については「今日はいい形で打てたので思い切って行こうと思ってました」と話し、本塁打になったことよりもチームに追加点が入ったことを喜んだ。
3点のリードを奪うと6回には早くも桑原を投入。ピンチは背負ったがホームは踏ませず、7回も無失点。6月8日のオリックス戦以来となるイニング跨ぎでしっかりと役割を果たした。
マテオも8回を無安打に抑え、後は9回をドリスが締めるだけ。必勝パターンが決まったかと思われたがまさかの3失点。土壇場で同点は許したが、2死満塁のピンチを凌ぎ踏み止まると、ドラマはその裏に待っていた。
2死から中谷がレフト前に運び出塁すると、途中出場の荒木が四球でつなぐ。そして、試合を決めたのはすでに猛打賞と大当たりだった糸原。打球はセンターの頭上を越え、2塁から中谷が生還。ルーキーの大活躍でシーソーゲームを制した。
劇的なサヨナラ勝利を収めた金本監督は「打つ方はホームランあったり、タイムリーたくさん出てましたし、来週まで今の状態を続けてほしい。(前半戦は)残り2試合なので、リリーフ陣に頑張ってもらってとにかく勝ちに行きます」と今後の必勝態勢を誓っていた。