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中日ドラゴンズ

7.29(FRI)30(SAT)31(SUN)

阪神甲子園球場

猛虎が反攻の夏を迎えた。ヤクルトに今季初の同一カード3タテを食らわし、連勝を今季最長の4に伸ばした金本阪神。「ウル虎の夏2016」も後半戦は4位で並ぶ中日を迎え撃つ。

勝負の夏場を迎え、低迷していた打線の復調は好材料だ。26日のヤクルト戦では序盤の3点差を逆転。3点差以上をはね返したのは5月1日のDeNA戦(甲子園)以来だった。27日の同カードの4回に球団タイ記録の10打数連続安打で一挙、9得点。28日にはゴメスが来日初の1試合2本塁打、原口が4打点と主軸が好調。「まだ小型だけどどんどん伸ばしていきたい」と金本監督も大型連勝に期待した。

中日戦の初戦を任される藤浪も打線の勢いに乗っていきたい。現在、6試合連続で勝ち星なしは自己ワーストタイ記録。「後半戦は前半戦(4勝5敗)と真逆の成績を残してもらいたい」との金本監督の期待に応えるべく、フォームの修正を試行錯誤。7月22日の広島戦(マツダ)では今季6敗目を喫したが「まとまりは出てきた。何かつかみつつあるのかな」と指揮官も復調への兆しを感じ取った。6月2日の楽天戦(コボスタ)以来の白星でチームに流れを呼び込みたい。

2戦目は吉見との対戦が濃厚だ。09、11年の最多勝右腕も今季4勝3敗。昨年10月にも行った右肘手術の影響などで本来の投球は取り戻せていない印象。実際、5月4日の対戦では原口がプロ初アーチとなる3ランを放つなど、5回途中7得点でKO。5打数4安打で対戦打率8割の髙山を筆頭にゴメスが6打数3安打、福留が4打数2安打と主軸が好相性だ。中5日で今季9勝目を目指すメッセンジャーも甲子園での大崩れは考えにくく勝機は十分だ。

一方、3戦目の先発が予想されるジョーダンを阪神打線は苦手にしている。ここまで0勝3敗と、先発3試合すべてで白星を献上。だが、虎の天敵もここ2試合はともに6回持たずに降板し7月21日登録抹消されるなど、夏場に入って成績は下降線をたどっているだけに付け入る隙は十分にありそうだ。左腕を攻略できれば、打撃陣の自信にもなる。阪神の先発・岩崎は今季2勝目が遠い。前回、7月23日の広島戦(マツダ)では2回7失点でKOされた。降板後、右でん部の強い張りを病院で診断を受けたが、登板には問題ない。ゲームを作り、8試合ぶりの白星をつかみたい。

クライマックスシリーズ進出圏内の3位DeNAとは5ゲーム差と視界に捉えている。「超黄色」に染まったスタンドのファンの声援に後押しを受け中日撃破、Aクラス争いに名乗りを挙げたい。

スケジュール
7/29 7/30 7/31
甲子園
神-中
18:00開始
甲子園
神-中
18:00開始
甲子園
神-中
18:00開始