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追い上げ見せるもあと1本が出ず初戦落とす
序盤に5点のリードを奪われても、あきらめない姿勢は見せた。5回に3本の長短打を集めて3得点。4連勝中の打線の勢いを考えれば逆転可能かと思われたが、終盤のチャンスにあと1本が出ず、カード初戦を落とした。
「ビジターで4つ勝って、勢いそのままにと思ったけど、甲子園でそれを見せられなかったのは残念」
約1カ月ぶりに甲子園に帰り、しかも夏休み最後の3連戦。大入り満員となったファンに勝利を届けられなかったことを、金本監督は残念がった。
ただ、敗戦の中にも輝きを見せた選手はいる。打撃好調の高山だ。シーズン打率は.280だが、先のDeNA3連戦からきょうまでの4試合に限れば、打率は驚異の.563。しかもチャンスに強く、9打点を稼いでいる。
きょうも5回二死一、三塁の好機に右翼線への三塁打を放ち、2打点を挙げた。
「あの打席はよかったと思います。最近はインコースも打っていますけど、インコースを張って、というわけじゃない。それをしっかりとらえられるようにという練習をしてもらっているので、その成果が徐々に出ているところだと思います」
一時は内角攻めに苦しみ打率も下げたが、やはり並のルーキーではない。明大時代に東京六大学リーグの通算安打記録を塗り替えた男だ。プロの世界でも弱点を克服し、ヒットを量産し始めた。
「いいところで打ったね」と監督も認めた高山の打撃。当分、止まりそうにない。