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藤浪 屈辱の7失点
立ち上がりが全てだった。
ナゴヤドームで今季2戦2敗の藤浪がいきなり炎上する。1回裏 大島の内野安打と四球に坂本の捕逸も重なって無死2・3塁となり、3番 森野のセカンド適時内野安打で先ず1点(一二塁間の打球を大和が良く追いつくも、藤浪のベースカバー遅れる)。福田・三ゴロの間に2点目が入った後 5番 平田の左前適時安打でもう1点失い、更にヒット2本で一死満塁とされて8番 杉山に高めに浮いた変化球を捉えられてプロ初のグランドスラムとなる3号満塁本塁打を浴び、まさかの大量失点となった。
初回だけで打者13人に対し53球を投げて8安打1三振2四死球7失点の大乱調で最短KO。プロ初の屈辱に藤浪晋太郎投手が表情を歪める。その後 藤浪は立ったまま青ざめた顔で戦況を見守り続けた。「投げる事以外でも(ベースカバーなど)しっかりやれ!」と福留孝介外野手から強い口調で説教される場面も・・。
中日先発・バルデスに対して阪神は2回表 先頭5番 原口が、レフトスタンドへ10号ソロ本塁打を豪快に放り込み、反撃の狼煙を上げる。更に中谷・大和の連打で1・3塁として8番 坂本・三ゴロ併殺打の間に1点を加えた。
3回のチャンスは逃すも、4回表 中谷の左二塁打(中継ミスで三進)と7番 大和の左適時安打で3点目を奪い、4点差に追い上げる。藤浪の早期降板を受けた金田〜島本とリリーフ陣も踏ん張り反撃のムードが整った。
中日が継投に入った6回表には、2人目・又吉に対して一死から代打攻勢が嵌り、柴田・今成の連打で1・2塁となるが、上本の代打・鳥谷と2番 北條は連続三振に倒れて次の1点が入らない。
逆に7回裏 5人目・安藤は二死2塁から7番 堂上に右越え適時三塁打。杉山にも右前適時安打を許して9対3と突き放されてしまう。結局、そのまま 中日が大勝を飾り、阪神は4連敗を喫した。
「全体的に球が高かった。立ち上がりは何とかしたかったけど、早くアウトが欲しい!とか余計な事を考えて。野手やリリーフ陣に迷惑をかけ申し訳ない。焦った部分もある。上手く変化球で打ち取ってやろう!とか、要らない欲が出た」。藤浪晋太郎投手が、敗戦の責任を感じながら振り返った。
香田勲男投手コーチが言う。「彼クラスの投手なら、もっと抑えて欲しい。ファンやチームメイトに失礼。責任を強く持って成長して行かないといけない部分がある。(今回の事を)一つの戒めとしてやって行って欲しい」。
金本知憲監督も藤浪に言及する。「専門外だから、フォームとか技術の事は分からない。何とかしようと言う姿勢は判るが、それだけではダメな立場。22歳で4年目。発展途上だし、今の内に教育と言うか。ボクも反省すべきところはある。(藤浪はこれまでのプロ人生が)順調に来過ぎている。一つの壁にぶち当たったと言うか? (だから)自分が気づいた事は言わないと。長い目で見た方が彼の為にもなる」。エースになるべき人材だからこそ厳しく接するという指揮官の強い決意が感じられた。