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デュプランティエ好投も延長で敗れる
入れ替え選手はトータル10人。投手、野手共に新たな顔ぶれが加わった。ムードを変える起爆剤に期待したくなるところだが勝敗の大きなウエイトは先発とスタメン野手が占めることには変わりない。デュプランティエと大山が最高の働きをした。
デュプランティエの奪三振率は11.67。規定投球回には到達していないものの先発投手として異次元の好数値だ。初回はピシャリと三者凡退。3つ目のアウトは154キロの高めのストレートで奪った。2回に先制を許してもその後のピンチは踏ん張り最少失点でとどめた。
打線はその裏に大山が強力に援護した。1点を追う2回、佐藤輝が相手の失策で出塁すると大山がレフトスタンドに逆転の2点本塁打を放った。
「(デュプランティエ)デュープが投げる日になかなか得点できていなかったので、先制された直後に逆転することができて良かったです」
巨人相手の今カードは2試合連続猛打賞中。打球角度が上がればいよいよ本来の打撃を取り戻してくれそうだ。
逆転してもらったデュプランティエは3回に無死満塁の大ピンチを招いたが3者連続空振り三振のパワフル投球でホームを踏ませない。普段は冷静な右腕も熱く吠えた。大きな山場を切り抜けるとその後も追加点を与えずに好投を続けた。6回1失点できっちり先発の役割を果たした。
「もっといい投球がしたかったね。カウント不利にしたところを相手打線に狙われて球数が多くなってしまった。今日も坂本選手の配球、ブロッキングに助けてもらって信頼して投げていくことができた。坂本に感謝してるよ」
2-1と1点リードの7回には及川がマウンドへ。桐敷が左上肢の筋疲労により登録抹消されたため左のリリーフエースを任された。しかし一発を浴び同点を許してしまう。それでも2死満塁のピンチは三振で切り抜けた。8回には3塁線への痛烈な打球をサードの佐藤輝が捕球すると強肩発動。強烈な送球で内野安打を阻止した。
その裏にはヘルナンデスの来日初安打から無死満塁としたが無得点。2-2で延長戦に突入すると11回に勝ち越し点を奪われてしまう。
それでも1点を追う11回裏、佐藤輝の安打をきっかけに2死ながら満塁とする。一打同点のチャンスを作り巨人の守護神、マルティネスを追い詰めた。午後10時を過ぎていたため鳴り物禁止の時間だったが甲子園の熱気は最高潮に。しかし代打・梅野のバットから劇的な一打は生まれず。連夜の4時間ゲームを落としてしまった。
カードが変わる明日の先発は村上。連敗ストップはすでに6勝を挙げている右腕に託す。