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藤川球児選手が引退会見
2020年09月01日 更新

1日(火)、昨日今季限りで引退を発表した藤川球児選手が西宮市内のホテルで引退会見を行いました。

以下、会見より

藤川球児選手メッセージ

─引退を決断された今の気持ちをお聞かせください。

プロに入って一番最初に引退を考えたのは27歳くらいかな。いつでもそういう気持ちでやっていましたし、アメリカで解雇にもなりました。一年間、身体の準備が整わないというのはプロとして失格だと思いましたし、昨年を終えた段階で自分へのチャレンジに勝ったかなとも感じました。

─引退を決断された時期はいつでしょうか。

毎日ですね。球団には8月に伝えました。

─引退を決断された大きな理由は何でしょうか。

僕のポジションだと、6連戦中に6戦すべてに準備がありますが、連投になると身体に違和感を感じてきたので、いよいよかなと。

─右肩・右肘かなり深刻だと伺いました。どのような状態でしょうか。

あと2か月半、もし一軍ファームで、自分の力が必要になることもあるかもしれないので、ここでは(状態は)伏せておきたいと思います。まだ今シーズンに限っては、相手を倒す可能性のあるボールは投げれると考えましたので、今季限りというお願いを(球団に)しました。

─シーズン途中での発表となりました。このタイミングで発表となった経緯は?

前々から引退は、球団とも何年間も話し合ってきました。契約更新する度に、自分の性格上、シーズン途中で引退することがあるかもしれないとは伝えていました。ただやっていくうちに何とか最後までやり抜かなければいけないと感じたので、ここまでやってきました。
またコロナの関係もありますね。いつも甲子園では満員のファンの中で、全国でもたくさんの応援をいただきながら現役をやってきましたが、今は観客5,000人というのが続いているので、この発表が遅れると「もしかして自分のストレートを見たいと思ってくれているファンに球場に来てもらうチャンスがなくなってしまうのではないか」と思い、球団の方にお願いしてできるだけ早くとお願いしました。

─矢野監督にはお話しをされましたでしょうか。

矢野さんには伝えました。監督には伝えていないです。監督と選手として必要であれば、残り2か月半で使ってもらえればいいですし、力がなければ、他の選手でやるべきですし、勝つためだけにやってもらいたいです。なので、まどろっこしいですが前置きで「監督としてではなく、矢野さんとして聞いてください」と伝えました。

─22年間はどのような野球人生でしたでしょうか。

いつ潰れてもいいという覚悟で25歳からやってきました。前向きにやり続けられたことが良かったなと、ここまで続けられたんだと思います。叱咤激励も多く、それを覆すのが楽しかったです。それがあったので、前を向いてやって来れました。

─どんな最後のシーズンにしたいと思いますか。

精一杯やります。ただ選手たちに言いたいのは、やめていく選手に負けるなと、僕に負けるようではだめです、巨人には勝てないですから。正直250セーブ記録は考えたことはないです。それよりもタイガースが優勝することが重要です。僕が入団する時に3回優勝すると言っていましたが、まだ2回しかしていません。22年目で3回目のチャンスが来ているので、後輩たちがやってくれますし、僕は僕でもう一発なんとかと考えています。頑張ります。

─ファンの皆さんに一言お願いいたします。

まずこの13連戦、タイガースがどう乗り切るか、ジャイアンツとの4連戦もありますし、僕は三軍にいますが今から甲子園球場にいって、気合を入れなおしてきます。一軍で戦っている選手は本当に大変なので、叱咤激励も大事なのですが、戦っている4時間の間は尊敬してやってほしいと思います。