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第19回全日本硬式野球選手権大会(決勝)試合結果について
2023年10月12日 更新

女子硬式野球クラブチーム阪神タイガース Women(以下 阪神TW)が、第19回全日本硬式野球選手権大会(主催:全日本女子野球連盟)決勝で、埼玉西武ライオンズ・レディース(以下 西武LL)と対戦しましたのでその結果をご報告させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

10月11日(水)10時00分開始 坊ちゃんスタジアム

1 2 3 4 5 6 7
阪神TW 0 0 0 0 0 2 2 4
西武LL 0 0 0 0 0 0 0 0

(阪神TW) 森-中江
(西武LL) 里-英

▽二塁打 浅野、三浦(阪神TW)

試合経過・戦評

阪神TWの決勝戦の相手は、同じくNPBのチーム名を冠する西武LLとの対決となった。西武LLとの過去の対戦成績は、1勝1敗で今回が3度目の対戦となる。序盤は、阪神TW・森、西武LL・里の両先発が、走者を許しながらも要所を締めて0対0の攻防が続く。
5回裏、西武LLは、數田が右安打で出塁すると森の牽制球が悪送球となり、二死三塁の先制のチャンス。ここで清水の放った左中間への打球を阪神TWのレフト前田桜が好捕し、得点を許さない。
続く6回表、阪神TWは、先頭の三浦が中安打で出塁すると田口の右安打などで一死満塁のチャンスをつくる。ここでこの日5番に入った安藤が均衡を破る先制の2点適時打を放つ。
勢いに乗る阪神TWは、7回にも左線二塁打で出塁した浅野を二塁に置き、三浦がこの日三安打目となる左中間二塁打で1点を追加、更に続く中江にも左適時打が出て点差を広げる。
投げては、森が西武LL打線を散発5安打、8奪三振に抑える好投を見せ、完封勝利。
阪神TWが、悲願の全日本選手権大会初優勝を飾り、大会MVPには、森が選出された。

コメント

上本監督(悲願の全日本選手権大会初優勝を飾る)

選手の頑張りがすべてです。僕が何をしたというわけではありません。選手を信じて送り出すだけでした。控えの選手がチームのために働いてくれたことが一番です。試合に出ている選手の背中を押してくれました。森にはきつい場面で行かせてしまいましたが、乗り越えることが出来ましたし、もっともっと出来ると思います。選手たちは、女子野球界にとって宝物のような存在だと思うので、不器用な部分もありますが、頑張っていますので、引き続き応援してもらいたいです。

キャプテン三浦選手(準決勝に続き2試合連続の3安打)

今シーズンは何度も悔しい思いをしてきましたが、最後の大会で優勝することができました。一人一人が持ち味を出し、全員で一致団結し、最後まで勝ちを信じてプレーすることができました。たくさんのご声援ありがとうございました。引き続き女子野球の応援よろしくお願いします。

森投手(決勝で完封勝利、大会MVPにも選出)

決勝戦、先発を任されてすごく緊張してました。1点もやらないという気持ちで投げ切りました。野手の皆が必死に点数取る姿を見て今持ってる力を全部出して0点で抑えてやるという気持ちがボールにしっかり伝わったかなと思います。今大会全員野球で優勝できた事凄く嬉しく思います!

安藤選手(先制のタイムリーヒットを含む2安打)

先輩方が打線を繋いでチャンスで打席を回して下さり、また(森)若菜さんも0点で抑えて下さっていたので、チーム全員で打たせてくれたタイムリーだったと思います。この試合だけでなく、どの試合もとても雰囲気が良く、試合を積み重ねる事にチーム力がどんどん上がっているのをとても強く感じました。全員で掴んだ優勝です!たくさんの応援ありがとうございました!