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東京ヤクルトスワローズ

4.16(FRI)17(SAT)18(SUN)

阪神甲子園球場

タテジマ軍団が勢いに乗っている。昨季は開幕12試合目で2勝10敗とスタートダッシュに失敗したが、今季は逆に同14試合目に12球団トップで10勝に到達。3年目となった矢野政権の最多貯金も「7」から更新した。それでも、矢野監督は気を引き締め、表情を崩さない。

「それ(最多貯金の更新)は通過点やし、みなさんがそうやって言ってくれるのはありがたいことやけど、シーズンは始まったばっかり。そこに対する意識はないし、数字は増えたり減ったりするもんやから。目の前の俺らの野球をどうやっていくかという方が大事なんで、そっちしかあまり考えていないです」

さらなる上昇気流へ、16日から甲子園で迎え撃つはヤクルト3連戦。開幕カードでは敵地でスイープに成功しており、イメージは悪くない。先陣は今季2勝目を狙う藤浪だ。大阪桐蔭高時代は春夏連覇を果たし、聖地の申し子の名をほしいままにしたが、不調なども重なり、甲子園で白星を挙げたのは、17年4月27日のDeNA戦が最後。前回9日の先発で7回2失点と粘り、今季初勝利をマークして、流れはいい。1450日ぶりの「本拠地星」へ、「久しく甲子園で勝ち星がついていないので、なんとか勝てるようにしたい。打たれる時もピンチとあると思いますが、粘り強くゲームを作っていければと思います」と気合はみなぎる。

2戦目の先発マウンドは青柳。ここまで3試合に登板し、2勝0敗、防御率1.35と好成績を残している。そして、3戦目は開幕4戦4勝を目指すガンケルに託される。先発陣は12球団屈指の安定感を誇っており、開幕ダッシュの大きな要因であることは間違いない。

打線はルーキーコンビが新風を吹かせている。14日の広島戦(甲子園)で怪物新人のドラフト1位・佐藤輝が好投手・森下から聖地1号を放つと、同6位・中野も自身の甲子園初打席で適時打を記録。勝利の立役者となった2人で初のお立ち台にも上がり、佐藤輝が「皆さんの前でもっとホームランが打てるように、もっと頑張っていきたいと思います」と誓えば、中野も「これからもしっかりと名前と顔を覚えてもらえるようにもっと頑張りたい」と宣言していた。

「チーム内競争が激しくなり、2人もこのまま試合に出続けられるかは分からない。もともといる選手の意地やプライドとか、合わさっていけば、よりいいチーム、強いチームになっていける。そういう効果は出してくれている」と指揮官。相乗効果でまだまだ上っていく。まずは、ツバメ退治で白星の量産態勢を整える。

スケジュール

4/16 4/17 4/18
甲子園
神-ヤ
18:00開始
甲子園
神-ヤ
14:00開始
甲子園
神-ヤ
14:00開始