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読売ジャイアンツ

9.3(FRI)4(SAT)5(SUN)

阪神甲子園球場

いよいよ正念場の戦いが幕を開ける。3日からは甲子園で首位・巨人を迎え撃つ。後半戦に入って初めての伝統の一戦。矢野監督は「巨人だからと言って特別な野球ができるわけじゃない。昨年もやられたし、意識はしているけど、自分たちの野球をやることが一番大事」と常々、語っているが、逆転Vに向けてカギを握る3連戦になることは間違いない。

先陣を切るのはエースの西勇だ。6月18日の巨人戦(甲子園)でプロ通算99勝目を挙げてから、まさかの自身6戦6敗と苦しんでいる。「チームの勝利のために全力で腕を振っていきたい」。負の流れに終止符を打ち、節目の記録に到達したいところだ。

3日の2戦目は中8日でガンケルがマウンドに立ち、翌4日は秋山が立ちはだかる。特にガンケルはローテ順通りなら2日の中日戦(甲子園)に登板予定だったが、首脳陣はあえてG戦にぶつけてきた。「1試合、1試合、他のチームよりいい野球をして、1勝でも多く取ることが大事だと思う」と助っ人右腕は胸をたたく。

攻撃陣は3番に入るマルテの1軍復帰が大きい。東京五輪期間中に一時帰国し、2軍暮らしが続いた。だが、昇格即先発となった8月31日の中日戦(甲子園)で走者一掃の二塁打を放ち、9月1日の同カードでも同点タイムリーを打った。

「準備を怠らずにチーム一丸となって目の前の試合を戦っていく」。3日に対戦する戸郷には今季6打数1安打、4日の高橋には8打数2安打と決して相性は良くないが、5日に先発予定のメルセデスには2打数1安打。8月は打率4割3厘をマークした1番・近本と2人が上位打線で得点を生み出してくれるはずだ。

後半戦に入って、大山、佐藤輝の両主砲が状態を落とし、スタメンを外れるケースが目立っている。だが、2人が調子を取り戻せば、一気に打線は迫力を増す。今季の巨人戦は7勝8敗と負け越しが一つ。先発陣の踏ん張りと主軸打者の奮闘が、首位奪回の道しるべとなる。

スケジュール

9/3 9/4 9/5
甲子園
神-巨
18:00開始
甲子園
神-巨
18:00開始
甲子園
神-巨
18:00開始