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埼玉西武ライオンズ

5.31(TUE)6.1(WED)2(THU)

阪神甲子園球場

交流戦はここまで、3勝3敗の4位タイだ。勢いをつけるには、同1位・西武相手の31日からの3連戦(甲子園)はもってこい。矢野監督は「やること変わらない」と短い言葉に力を込め、一丸野球で一戦必勝を期した。

先陣を切るのは、主戦投手の西勇だ。5戦連続クオリティースタート(6回以上自責3以下)と安定した投球を続け、週頭のスターターとして役割を果たしている。獅子打線とは19年6月21日の甲子園以来、約3年ぶりの対決。「(パ・リーグは)どこのチームも打線は強力だしね。心がけることも、やることも変わらない。自分の仕事を引き続きやっていければ」と自然体で臨むつもりだ。

2戦目を務める西純も「前回はああいう形で悔しい登板になったので、そういう思いを持ちながら1週間を過ごしてきた」と鼻息を荒くした。前回25日の楽天戦(甲子園)は2被弾を浴びるなど、5回4失点で降板。ここまで全4試合で本塁打を許しており、「同じ失敗を繰り返さないようにしたい」と投球フォームを微調整するなどしてマウンドに上がる。3戦目のガンケルは本来の調子を取り戻しつつあり、持ち味の制球力で快投が期待される。

奮起が望まれる打線のキーマンはやはり、4番・佐藤輝だろう。昨季の西武戦は5月28日の敵地で1試合3発の離れ業をやってのけた。怪物ルーキーの名を全国にさらにとどろかせた。「なんとか一戦一戦、勝ちにいっていい結果が出たらいいなと思っています」。ロッテ3連戦(27~29日、ZOZO)では守護神・益田から決勝弾を放つなど、1カード2本塁打をマーク。右翼から左翼への浜風が吹く甲子園でも勝負強い一打が求められる。同期入団の2年目・中野も交流戦に入って、6試合で打率3割4分8厘(23打数8安打)で5盗塁と持ち味を発揮。「交流戦自体が結構いいイメージがある。そのイメージを崩さずに塁に出て、積極的に走っていきたい」と意気込み、「火曜日の初戦が一番大事になってくる。勝って勢いづいた状態で連勝できるように頑張りたい」と頼もしい言葉を残した。

「借金を返済したいというもくろみがあるなら、甲子園での地元の6連戦(西武、6月3~5日・日本ハム)はすごく重要なのかなと思う」と井上ヘッドコーチ。地の利を生かして、逆襲に転じる。

スケジュール

5/31 6/1 6/2
甲子園
神-西
18:00開始
甲子園
神-西
18:00開始
甲子園
神-西
18:00開始