横浜DeNAベイスターズ
7.5(FRI)6(SAT)7(SUN)
阪神甲子園球場
DeNAとの3連戦。4日の試合前時点でゲーム差なしの3位につける相手を甲子園で迎え撃つ。今後のペナントレースを大きく左右しかねないカード。初戦の先発マウンドが見込まれるのは来日2年目のビーズリーだ。
今季は5月18日・ヤクルト戦(甲子園)に初先発。以降、6月15日に初黒星を喫するまで無傷の3勝を重ねるなど抜群の安定感を誇る。以降は、雨天中止によるローテ再編の影響を受け中19日の登板。異例の登板間隔が吉と出るか―。前半戦の新戦力が大きな分岐点を迎えている。
2戦目は伊藤将が濃厚。前回登板・6月29日のヤクルト戦(神宮)では2回1/3を5失点と大炎上した。今季は開幕から本来の投球ができず、約1ヶ月のファーム落ちも経験。左腕が正念場を迎えている。今季5度目のDeNA戦。伊藤将らしい安定感のある投球で勝利を呼び込みたい。
3戦目は西勇の予定。前回登板の6月30日・ヤクルト戦(神宮)は終盤に救援陣が逆転され白星を逃したものの6回1失点と好投。プロ16年目を迎えた今季も熟練の投球が光り、3勝3敗ながら防御率は1.37だ。チーム最年長の存在感は不変。日曜日の甲子園でも普段通りの33歳が聖地を歓喜に染める。
打線は佐藤輝がカギを握りそうだ。5日・広島戦(マツダ)では実に123打席ぶりとなる一発を含む1試合2本塁打。昨年5月以来の固め打ちで岡田監督に球団歴代最多勝利監督の称号をプレゼントした。ここ5戦は18打数8安打、打率4割4分4厘と好調をキープ。「これからももっともっと打っていきたい」と意気込む若き主砲が聖地でもアーチを架ける。
対するDeNAは打線が活発。交流戦を7連勝で締めていた6月21日からの2連戦ほど勢いはないが、警戒ポイントだ。主砲・牧はここ4戦で3本塁打を放っている。ここ最近、前後を固めることが多いオースティン、宮﨑を含め一発には要注意。聖地で迎える大一番、反転攻勢のきっかけにしたい。
報知新聞社/直川 響