読売ジャイアンツ
7.1(TUE)2(WED)3(THU)
阪神甲子園球場
今後のペナントを左右する重要な戦いになることは間違いない。7月1日からの巨人3連戦(甲子園)。首位を走る藤川タイガースが3.5ゲーム差で3位のライバル球団を迎え撃つ。
カギを握るのは、12球団トップの52打点を記録している3番・森下だ。2試合連続本塁打中と上昇曲線を描く大砲は、今季ここまで巨人戦12試合で打率3割5分6厘、4本塁打、13打点。「対策はしてくると思う。それでも打つのが自分の役割」と燃えるような闘志を胸に、まずは1日の相手先発・中大時代の1学年後輩でもある西舘を打ち砕く。「交流戦が明けてまだ始まったばかり。また甲子園で勝てるように頑張ります」と気合十分だ。
1日の阪神の先発は“巨人キラー”の才木。この日は、甲子園球場で行われた投手指名練習で調整した。前回登板した17日・ロッテ戦(甲子園)から「技術的なところと見直すところがあったので、それをやりながらですね」と修正を図ってきた。巨人戦は自身5連勝中。酷暑予報も「全然問題ないと思う。7月に入ってきてだいぶ暑さもくるので、そこだけ対策をしっかりやっていければ問題ないかな」と笑顔を見せた。
対する巨人は3試合連続完封勝利と投手陣が大奮闘中。先発投手はもちろん8回の大勢、そして9回の守護神・マルティネスはセ・リーグ記録に並ぶ開幕から31試合連続無失点と無双し続けている。いかにリードした展開で鉄壁の2人にバトンをつなげることができるか。阿部監督は「チャレンジャーだと思って食らいついて戦ってきます。頑張ってきます」と誓った。
今季の巨人戦はここまで12試合で8勝4敗。しかし、前回対戦した5月20日からの3連戦では1勝2敗と負け越した。6月29日・ヤクルト戦(神宮)の後、藤川監督は「また火曜日に向けて備えるということですかね」とすぐ気持ちを切り替えていた。才木の後は大竹、伊原と先発のマウンドに上がる予定で、頭部に打球を受けてファーム調整中の石井も一軍復帰に近づいている。総力を結集し、一丸で阿部巨人を倒す。
報知新聞社/中野 雄太