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コリジョンルールに負けた…
今季から導入されたコリジョンルールに泣かされた。
0対1で迎えた3回、二死二塁から脇谷の打球はセンターへ。処理した大和が本塁へ好返球し、一度はアウトが宣告されたが、ビデオ判定に持ち込まれ、検証の結果、判定が覆った。試合後の責任審判の説明によれば、捕手の原口が「最初から走路に入っていた」と判断されたようだ。
金本監督はすぐにベンチを飛び出し抗議したが、「リプレー判定のあとは抗議できない」と言われ、当然、判定が変わることもなかった。
結局、巨人の得点が認められ、なおも二死二塁でプレー再開。一度ベンチに引き揚げたメッセンジャーは動揺を隠せず、坂本にストレートの四球、ギャレットに右前適時打を浴びて3点目を失った。7回に1点を返したため、ルール適用による1点が決勝点という、後味の悪い試合となってしまった。
ルール適用について、首脳陣はそろって首をかしげた。
金本監督「なぜコリジョンルールが適用されたのか、写真なり、映像なりでちゃんと説明してほしい。(原口は)バウンドをあわせただけで、ベースはがら空き。次のプレーのためにちゃんと説明してもらわないと。公式に意見書を出すか? もちろん」
高代ヘッドコーチ「きょうのアウトをセーフにしたら、野球が変わる。(走者の)小林も真っすぐ滑ってるし、(走路は)空けている。ワンバンの送球を下がって捕るなと言っても無理や」
矢野作戦兼バッテリーコーチ「あれでコリジョンルールが適用されると、ホームでのプレーが軽くなってしまう。ほかのベースと違って点が入るベースなんだから。(ベースの)前に立って、手だけでタッチできるかというと、無理だと思う。球を捕るために左足が動いている。それがベースをまたいで、走路を妨害したというのはどうなのか? 野球の面白みや、見る人の緊迫感がなくなってしまう」
巨人先発・田口に6回までわずか1安打に抑えられた打線にも問題はあるが、きょうに限っては、コリジョンルールに負けてしまった印象だ。